読み返したらどう思うかなpart2

読むのはわたしだけ。どうか見つけないで!

とゆーわけでですね、

さっそく書き溜めた日記たちを保存していく作業に入ります!まったくインターネットって永久保存可能な超ハイテク冷凍庫だよねんっと。
2018/3/2

あなたが発する言葉の一つひとつが

私の心の奥底に 乾いた音を立てて落ちた

あなたと偶然に街で出会えば

夢よりも素敵な夢をみているように感じた

あなたの横顔の美しさに見惚れていると

不意にこちらを向いた

その瞳に吸い込まれて 暫し息をするのを忘れた

あなたに捧げてきた 私の心の幾つもの欠片

そのうちの 一つだけでもいいので

まだあなたの手元に残っていますように


3/27

高台に あなたは立っていて

崖から落ちた私を引っ張りあげたの

その柔和な表情に 心は惹きつけられ

すべてを擲ってでも あなたを手に入れたいと思った

さわやかな風が吹いていた

潮の香りと 空の青

夏の象徴のような雲が ぐらりと揺れて

あなたの仕草ひとつひとつが 心に溶け込んだ


私はまだ 自分以外の人を愛するまでに成長していなくて

重い扉の前で 必死になってあなたを求めたのだろうか

やさしさが

心に影を落とす

染み込んで離れなくて ひとつの線になる

好きよ

愛してくれ


7/7

大きな揺り籠にゆられてるみたい

寝付けない自分を怨めしく思っているのね


伸ばした手が触れたものは

いつだって硬い空の壁

身動きがとれないから 魂だけで羽搏いた


鈴の音はあの川から流れてくる

河岸にいれば 吸い込んでくれるかしら

濁流


12/13

一人きりで歩く帰り道

だけど寂しくない

あなたの隣にいた頃を 思い出しさえしなければ

今どこで何をしているの

笑っていますか 時には泣いていますか

私のことなど覚えていない

幸せそうなあなたが見える


すれ違う時 早歩きで

逃げるように去っていった

その後ろ姿を きっと忘れられない


思い出すたび 手を伸ばせば

届きそうに感じるのは何故

幻を掴み損ねて

行き場の無い指が 凍りつく

さよならの一言さえ

あなたから貰えなかった

どうすればいいの

私だけ 引き摺ってしまうわ


冷たい風が心に刺さる

帰る場所など何処にもない

危なげな足取りで 水溜りに飛び込み

そのまま溺れてしまいたい

消えてゆく 曇り空へ


12/27

生きるのが辛いって思った時にどうしたらいいのか私忘れてしまいました。ただ息が詰まって自分の感情が何なのか自分でも見当がつかなくなるんです。雪の降る夜道に置き去りにされた蝋燭の焰のよう。寒くてたまらない。

私だって素直に嫉妬できるような性分は持ち合わせているんです。あまりに順風満帆なあの人の人生を思うと、焼け付くような憧れが私を一層黒々と焦げさせる。灰になって天を舞っても、完全に形を失ったとしても、この醜さだけはただひとつ確固たるものとしてこの世に遺される。

砂漠の砂になりたい。

大きな布に包まれているときだけ安心を感じられました。淋しさと肩を寄せ合っているときだけ幸せになれました。歩いてきた歳月を振り返ると現在と変わらぬ孤独がより鮮烈な印象で訴えかけてくるのです。反響する静寂。饒舌な沈黙。

語り合う記憶に邪魔は入らない。反復する、深海に沈みゆく心象。此処で終わりに出来たら。